【Clear 名古屋】ハコナシという選択|施術だけでは守れないと気づいた日

MY POSITION

【ハコナシ(箱なし)という選択】
施術だけでは守れないと気づいた日

一度きりの人生を、自分の足で使い切るために。
私が「ハコナシセラピスト」という在り方を選んだ理由。※箱なしセラピスト・トレーナー

施術だけでは、人の体は守れないと気づきました。

今日から、私は自分をこう呼ぶことにしました。

「ハコナシセラピスト」

講師という立場を離れ、特定の「場所(ハコ)」を守るスタイルからも卒業する。 「何それ?」と思われるかもしれません。 でも、これが今の私が出した、変化への答えです。

1. 「ハコナシセラピスト」という選択

長年、私はセラピストとして「癒し」を届けてきました。 ですが、ここ数年ずっと、心の中に小さな違和感がありました。

その場では楽になる。 でも、また戻ってしまう。

施術という「受け身の癒し」だけでは、 その方の人生を本当の意味で守りきれないのではないか。 そんな葛藤が、少しずつ大きくなっていったのです。

2. 現場で感じ続けた「違和感」の正体

その違和感が確信に変わったのは、この1〜2年のことです。

老いていく両親を間近で見守る中で、 特に父のフレイル(虚弱)を目の当たりにし、 「自分の力で動けること」が どれだけ人間の尊厳に直結するかを痛感しました。

どれだけ優しくケアを受けても、 自分の足で歩けない、 自分の意思で動けない。

その現実を前にして、 私の中でひとつの答えがはっきりしました。

癒しのその先にある「機能させること」まで届けなければ、本質的には守れない。

サロンという「ハコ」の中で待っているだけでは、 本当に伝えたいことは届かない。 もっと身軽に、もっと本質的に伝えていきたい。 そう強く思うようになりました。

3. ライフステージは、人と違ってあたりまえ

世の中には「女性のウェルネス」や「更年期」という言葉があふれています。

でも、症状が出る人もいれば、出ない人もいる。 歩み方は、本来一人ひとり違って当たり前です。

大切なのは、世間が決めた枠組みに自分を当てはめることではなく、 今この瞬間の自分という「個体」が迎えている通過点を受け入れること。

人生は、同じことが続くわけでも、続けられるわけでもありません。 常に変化していくことこそが自然です。

今回の退任や「ハコナシ」になることも、 私にとっての必然の通過点でした。

4. ハコナシだからこそ、届けられるもの

私が「ハコナシ」を選んだのは、 既存の枠組みから自由になり、 本質を追求したかったからです。

特定の場所に縛られるのではなく、 必要な場所へ、必要な知恵を携えて飛んでいく。

「サロンに来た時だけ調子がいい」のではなく、 日常そのものを整えていく。 体そのものを「最高の居場所」に近づけていく。

「自分の足で歩き、自分の意思で動く」

その自由を、より本質的に届けていくこと。 それが今の私の使命です。

5. 最後に:等身大の「二足の草鞋」で

「ハコナシ」と名乗りますが、 これは活動を大きく広げようという宣言ではありません。

これからの私は、新しい仕事との「二足の草鞋」を履いて歩んでいきます。

だからこそ、数を追うのではなく、 私の知識や経験を「本当に必要だ」と感じてくださる方に、 お一人おひとりと丁寧に向き合い、提供していきたいと思っています。

だからこれからは、「整える」だけで終わらせず、「動ける体」をつくるサポートをしていきます。

施術・骨格・神経・トレーニング。

すべてをつなげて、 “戻れる体”ではなく“維持できる体”へ。

それが、ハコナシセラピストとしての私の役割です。

人生は一度きり。

自分のライフステージを大切に慈しみながら、 手の届く範囲の大切な人たちの「機能する体」を守る。

そんな、等身大で軽やかな「ハコナシ」としての歩みを、 ゆっくりと始めていこうと思います。

 

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