「原因不明」だったあの症状…今思えば、自律神経のサインだったかもしれない。

 

これは、前職時代のわたし自身の体験です。

日常はいつも通り。
特別に無理をしていたつもりもなく、生活は“普通”。

でもある日、突然――
37.5度の微熱と、首を左右に動かすとズキッとした痛み
風邪のようで風邪じゃない、不思議な不調が現れました。

病院で血液検査をしても異常なし。
ウイルス検査も陰性。
唯一気になるのは、白血球数がやや多いということだけ。

とりあえず抗生物質の点滴を打ち、
翌日にはケロッと治ってしまった。

 

そんな症状が、2年連続でまったく同じ時期に起こったのです。

 

原因不明の不調。それは“ストレスの自覚のなさ”かもしれない

そのときは「なんだったんだろう?」と首をかしげながら過ごしていましたが、
今振り返ると、体が出していたサインだったのだと思います。

退職して環境が変わってからは、あの症状は一度も出ていません。

当時の私は、「ストレスを感じていない」と思い込んでいました。
でも、体は正直です。

 

表面上は元気でも、内側ではずっと交感神経が優位な状態が続き、
自律神経が乱れていたのでしょう。

 

自律神経が乱れると、こんなサインが出ます

 

自律神経には、活動モードの「交感神経」と、リラックスモードの「副交感神経」があります。

🔸交感神経が過剰に働くと
・イライラしやすくなる
・免疫力が下がる
・寝つきが悪くなる
・体の炎症反応が出やすくなる

🔹副交感神経が優位すぎると
・ぼーっとする
・集中力が続かない
・やる気が出ない
・思わぬケアレスミスが増える

 

こうした“心と体のバランスの乱れ”が、原因不明の不調として現れることもあります。

 

「自分は大丈夫」と思いすぎないことも大切

 

「わたしはストレスないし、ちゃんと休んでる」
そう思っている時ほど、無意識の負荷がかかっているものです。

 

自分を否定する必要はありません。
でも、「そうかもしれない」と少し立ち止まって、
体の声に耳を傾けることは、とても大切だと今なら思います。

 

気づける自分になる。整えられる自分になる。

 

生活習慣、感情、体調、思考――
すべてはつながっています。

がんばることだけでなく、
“自分を整える力”を育てることが、真の健康への近道なのかもしれません。

あなたの体が出しているサイン、無視していませんか?

 

 

by Clear

 

2019/5/28 ブログ更新